部屋とYシャツとmino君

我らがエレキ城の新4年生のmino君。
皆さんは彼をどのような人物と思っていますか??
しゃべらない??
マイナーなやつ??
いやいや、そんなことありませんよ。
彼は食をこよなく愛する男なんです。
今日はそんな彼のお話です・・・・・。


午後6時。新4年生のK石、まっつん、mino、K澤、そして
僕こと木林が集まり、ある場所に向かっている。
十分すぎるほどのライスが食べられる店、クッ○だ。


道中、mino君の車で行く僕。何気なくあけたダッシュボード
からこぼれ落ちる鈴木あみのCD。
mino君の見てはいけない一面を見てしまった気がした。


そして店に着いて注文。料理が出てくるのを待つ。
熱しすぎず冷めすぎず、こんなときにこそいいプレイが生まれる
のだ、と思わせるような5人の空気。いい雰囲気のまま時間は流れた。


場の空気が変わったのは料理が届いたときだった。


店員 「チキンのワイン煮です。」


店員の声に両手を挙げ反応するmino君。
そう。彼は食べることが大好きなのだ。とくに食べ放題や
量が多いのには目が無い。
顔中に笑顔があふれている。
明らかにテンションが上がっているmino君。
料理の量に大満足のようだ。大量のライスを見て普段のmino君では
言わないような一言を発した。


mino君「こりゃ〜平成の米騒動だぜ・・・・・。」
まっつん「mino君、料理の味はどうなん??」
mino君「ワインが俺の血になっていくような・・・・。」


かなりクッ○が気に入ったのか、今までkenQ質では見たことのないような
テンションで、かなりの饒舌っぷりである。もちろん始終笑顔。
正直僕はひいていた・・・・・。
夕飯にクッ○で食べることを考えず、昼ご飯をたくさん食べてしまった
人に対して、「このノープラン野郎が!!」と普段は吐かないような毒も
吐く始末・・・・・。
それから先はmino君の独壇場であった。
僕たちはただ笑うしかなかった。
そう、誰もmino君に追いつけない。


しかし無敵状態は長くは続かなかった。
まっつんがある異変に気付いた。mino君のライスが半分ほど残っているにも関わらず、
料理がなくなってしまったのである。
mino君曰く、残ったワインソースをライスにかけて残りを食べるという。
しかし明らかにさっきまでの勢いがない。ナイフは空を漂う。
まるで居残って給食を食べているかのようだ。
そこで早々と完食をあきらめた僕の残っている料理をおかずにすることを提案。
しかしmino君は拒否。それでもなかば強引にすすめると、さっきまでとは別人の
ようにか細い声で一言。


mino君「肉は・・・・・・もういいわ。」


僕は完全に確信した。mino君はお腹いっぱいになっている!!
変わって調子よく食べ続けるのはK澤君。
残った僕のご飯と料理も食べていた。
いつもの状態に戻ったmino君はそんな様子を見て


mino君「金澤百万石だな。」


と一言。全くもって意味が分からない。
さんざん調子よくいっていたmino君に、もはやギブアップは許されない空気だった。
他の4人は好奇の目でmino君が食べるさまを見ていた。
すると残ったご飯をじっと見つめたまま・・・・・・・。


mino君「これ・・・・・・、きついな・・・・・・。」


終〜了〜!!!!


4人の爆笑ともに試合は終了した。
そして今宵、mino君はおかずとライスをイイバランスで食べられない
ノープラン野郎で、最初だけの口だけ男となってしまったのだった・・・・・・。